お十夜(じゅうや)は、10月から11月にかけて浄土宗寺院で行われる秋の念仏行事です。「十夜法要」「十夜講」「十夜念仏」など色々な呼び方がありますが、正式には「十日十夜法要」と言います。もともとは旧暦の10月5日夜から15日の朝まで、十日十夜にわたってお念仏をとなえる法要でした。当寺院では、毎年11月15日に法要を行っています。今年は法然上人のお言葉をお借りしてお話ししました。「名号をきくといふとも、信ぜずば聞かざるが如し、たとひ信ずというとも、称えずば信ぜざるが如し、只つねに念仏すべし」
十夜法要は阿弥陀さまに感謝の気持ちを伝える法要でもあることから、秋の収穫に感謝する意味で、仏前に新米や、新米で作ったおはぎ、小豆飯(赤飯)などが供えられてます。当寺院では、新米をお供えし、お参りの皆さまにお赤飯を召し上がっていただいています。


